last updated : 2023-08-12
TVアニメ「古見さんは、コミュ症です。」
2021年秋アニメ。10月から放送されています。高校に入学したての只野仁人(ただのひとひと、CV:梶原岳人)が、誰もが一目おく同級生で容姿端麗の古見硝子(こみしょうこ、CV:古賀葵)の人と話すことが苦手という秘密に気づきます。ある日、ひょうんなことから始まった只野くんと古見さんの黒板を通した筆談で彼女の「友達を100人作る」という夢に協力することになります。個性の強い同級生たちと一筋縄ではいかない友達づくり、繰り広げられる学園コメディ。と、少し油断してアニメを観ていましたが、第1話の只野くんと古見さんの黒板ごしの文字での会話のシーンは衝撃的でした。芸術的とも言える画面にただただ引き込まれました。しっかりとした作画の上でくり広げられるコメディは最強です。
公式サイト
第1話の只野くんと古見さんが黒板を通して会話するシーン
容姿端麗で誰からも憧れの目でみられる古見さんは、極度のコミュ症で人と話すことができません。只野くんが自分のせいで気絶してしまったと思った古見さんは只野くんが目を覚ますのを待っています。気が付いた只野くんに、古見さんの独り言を聞かれてしまいます。自分のせいで気絶してしまったと思う古見さんは只野くんに謝りたいのですが、人と話すことができないので黒板に文字を書き始めます。色々な想いがこみあげてくる古見さん。しかし、相手の気持ちを推しはかれない古見さんは一方的に話すのをやめてしまいます。立ち去ろうとする古見さんに只野くんは、人と話すのが苦手なの?と問いかけます。
そして、黒板に「今日はいい天気でよかったですね。」と書きます。
そこから始まる文字での他愛もない会話は、とても二人の感情をあらわすような画面構成、描写で、とても美しくて、切なくて、そんな場面の美しさ、愛おしさが、心の残るシーンでした。
©オダトモヒト・小学館/私立伊旦高校
Youtube に1話のAパート(私が感動した黒板のシーンの前まで)が公開されています!