last updated : 2023-01-09
TVアニメ「86-エイティシックス-」
ギアーデ帝国が開発した完全自律無人戦闘機械レギオンの侵攻に対する サンマグノリア共和国開発の無人戦闘機械ジャガーノート。無人機同士の戦場と思われているが、実際は、共和国の無人機は名ばかりで、共和国で人として認められていない 「エイティシックス」と呼ばれる少年少女が搭乗し戦っていた。 エイティシックスで編成された最前線で戦うスピアヘッド戦隊、戦隊の指揮管制官ハンドラーの共和国軍人 レーナ 。 共和国から「人型の豚」として蔑まれるエイティシックスたちに人間として接する唯一の軍人 である。 勝てる見込みも戦略もなくただ死を待つだけの戦場の最前線で戦い続けるスピアヘッド戦隊 。 一人また一人と死んでいくこの戦場で未来は見えない 。
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第1クール最終話、第11話「行くよ」では、最後に残ったアンダーテイカーのジャガーノートがレギオンに破壊され、シンエイ・ノウゼン以下スピアヘッド戦隊全員の消息は不明となりました。(演出的にはシンエイはレギオンに首を取られたように感じられる終わり方でした。)そして、第2クールへ・・・
こんな絶望的な展開で、この物語に希望はあるのか?と思いながら観ていたのですが、第1クールの最後は本当に私の気持ちは絶望的でした。
第2クール 第1話(第12話)「ようこそ」
第1話の始まりと同じに、彼方の戦場へ向かって線路に沿って疾走するジャガーノート。レギオンとの戦闘へ向かう場面から始った第2クール。新しい部隊のハンドラーとなったレーナはレギオンと戦い続けている。
シンエイ・ノウゼンが目を覚ましたのは見慣れない天井のベッドの上。レギオンを作って戦争を始めたギアーデ帝国を倒して誕生したギアーデ連邦の隔離された施設だった。西部戦線でレギオンに囚われているのを発見された。彼ら5人は生きていた。
ギアーデ連邦隔離施設
共和制ギアーデ連邦隔離施設でのエルンスト暫定大統領との会話
ギアーデ連邦隔離施設
セオト・リッカ : いいの?よその国から追い出された得体の知れない子供を市民になんて
TVアニメ「エイティシックス」第12話
処分しちゃった方があと腐れが無いんじゃない?
エルンスト : 殺して欲しいのかい?
シンエイ・ノウゼン: 俺たちを助けて、そちらに何の益が?
エルンスト : 利益が無ければ目の前の子供を助けない社会を良しとする方が
結局は誰にとっても不利益だよ
それに、得体が知れない、万が一そんな理由で子供を殺さないと生き延びられないなら
人類なんて滅んでしまえばいいんだよ
エルンスト暫定大統領
ザンクト・グリシーネ基地での軍関係者へのエルンスト暫定大統領の発言
ザンクト・グリシーネ基地
グレーテ: 高機動戦の実践データと、対レギオン戦経験者。私の試作機のオペレーターにうってつけよ
TVアニメ「エイティシックス」第12話
のろまのヴァナルカンドにはもったいないわ
リヒャルト: なんだと蜘蛛女
グレーテ: 何よカナブン
エルンスト: 話しを聞きたいまではまあいいだろう。
しかし、オペレーターにはさせないよ。それじゃ、共和国と同じじゃないか
グレーテ: しかし、カウンセラーとの面談では、全員戦場に戻りたいと答えています。
エルンスト: それは、彼らがまだ戦場しか知らないからだ。
おこないには報いがあるべきで、戦い抜いたなら、彼らには平穏が与えられてしかるべきだ。
彼かの祖国がそうでないのなら、尚更
せめて連邦は正しくありたい。
それが、人の理想というものなのだから。
エルンスト暫定大統領
彼らは戦場へ戻る
元スピアヘッド戦隊の5人は平和な連邦の生活を2週間程度経験します。そして、再び戦場へ戻ることを希望します。絶望しかなかったあの戦場で彼らに希望はあるのでしょうか。どうか、戦いの先に彼らに希望があることを切に祈る自分がいます。