last updated : 2023-06-25
TVアニメ「ハイキュー!! 烏野高校 VS 白鳥沢学園高校」第8話 嫌な男
春高バレー宮城県代表決定戦 決勝 お互いに2セットずつ取った最終第5セット。決勝戦終盤、互いに死力を尽くした試合は、14 - 14 のデュースにもつれ込みます。力で勝る白鳥沢に対して、疲れきった体で気力を振り絞り、ボールを落とすまいと食い下がる烏野高校コートに白鳥沢のエース 牛若(牛島)のスパイクが突き刺さります。15 - 14 。白鳥沢がマッチポイントを向かえます。体力も気力も限界の烏野高校選手たちにはきつい一撃です。みんなが下を向き空気が重いなか、烏野高校にはタイムアウトは残っていません。全体絶命。
©古舘春一/集英社・「ハイキュー!! 3rd」製作委員会・MBS
そんな、絶望的な雰囲気の中、烏養コーチが立ち上がります。
©古舘春一/集英社・「ハイキュー!! 3rd」製作委員会・MBS
そして、「下を向くんじゃねぇー!」烏養コーチの声が会場に響き渡ります。
©古舘春一/集英社・「ハイキュー!! 3rd」製作委員会・MBS
あっけにとられる人々をよそに、烏養コーチが続けます。
「バレーは常に上を向くスポーツだ!」
©古舘春一/集英社・「ハイキュー!! 3rd」製作委員会・MBS
烏野の選手たちに闘志が蘇ったように前を向きます。
烏野高校選手たちは気力を振り絞り試合は最後の戦いへ向かいます
烏野高校バレー部 コーチ 烏養 繁心(CV 田中 一成)
TVアニメ「ハイキュー!!」の 3シーズン 目「春高宮城県大会決勝 白鳥沢学園高校戦」第8話まで、烏野高校のバレー部コーチ 烏養 繁心(うかい けいしん)の声優を務めた 田中 一成 さんが 脳幹出血で49歳で急逝しました。第8話が最後の出演で、このセリフが田中一成さんの最後の言葉になりました。第9話 以降は、江川 央生 さんが烏養コーチの声優を務めています。
このセリフが最後になるなんてとても信じられませんでしたが、余計に田中さんのこのセリフは忘れられません。今でもとても心に残っています。田中 一成さんのご冥福をお祈りします。
何かと名場面の多い「ハイキュー!!」ですが、こちらも好きなシーンのひとつです。