last updated : 2024-11-18
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電子レンジでパスタを茹でる100均容器
- 電子レンジでパスタを茹でる容器とは、タッパーのような見た目で火も鍋も使わずに電子レンジに入れるだけでパスタを茹でることができる調理器具です。
- 1~2人用と1~4人用があるので家族の人数にあわせて購入できます。
- パスタの計量が簡単にできるホールや水切り用の穴が蓋についているものが多く、洗い物も少なくて済みます。
- 電子レンジ内の左右の幅が295mm以上、電子レンジのターンテーブルが直径240mm以上のものを選ぶ必要があります。
- 1000W以上で使用すると、吹きこぼれてしまう恐れがあります。
- パスタを買うときは1.3mm以上にすることが推奨されています。
- セリアでは、『電子レンジ調理器 パスタ』という商品が販売されています。1
- 価格は110円(税込)です。
- 1人ぶんのパスタを茹でることができます。
- 楽天市場ではこちらから購入できます。
- ダイソーでは、『電子レンジでお手軽パスタ』という商品が販売されています。2
- 価格は110円(税込)です。
- 1人分~1.5人分のパスタを茹でることができます。
- パスタが計量できる丸い穴が開いています。
100均容器でパスタを茹でる場合の費用
- 耐熱容器にパスタ、水、塩を入れて電子レンジで加熱するだけの簡単な方法です。
- お湯を沸かす手間がかからず、火を使わないので安全です。
- 水の量はパスタ100gに対して240ml程度で十分です。
- 塩はお湯の0.5~1%(240mlなら小さじ1/4~1/2)が適量です。
- 加熱時間は600Wなら袋の表記のゆで時間+約3分、500Wなら+約4分が目安です
電子レンジの消費電力量を求めます。消費電力量は、消費電力に時間をかけたもので、単位はWh(ワット時)です。
500W電子レンジの消費電力量は、以下のようになります。(パスタの推奨茹で時間7分とした場合)
- 11分使用する場合:500W×11分÷60分=91.67Wh
- 14分使用する場合:500W×14分÷60分=116.67Wh
- 15分使用する場合:500W×15分÷60分=125Wh
- 16分使用する場合:500W×16分÷60分=133.33Wh
次に、電気代を計算します。電気代は、消費電力量と1kWh単価をかけたもので、単位は円です。
1kWh単価は、契約する電力会社やプランによって異なりますが、2022年7月現在の全国平均は31円/kWh(税込)です。
500W電子レンジの電気代は、以下のようになります。
- 11分使用する場合:91.67Wh÷1000×31円/kWh=約2.84円
- 14分使用する場合:116.67Wh÷1000×31円/kWh=約3.62円
- 15分使用する場合:125Wh÷1000×31円/kWh=約3.88円
- 16分使用する場合:133.33Wh÷1000×31円/kWh=約4.13円
鍋でパスタを茹でる場合の費用
- 鍋にたっぷりのお湯を沸かして塩を入れてパスタを茹でる一般的な方法です。
- 一度に数人分や大量に茹でることができます。
- 水の量はパスタ100gに対して2L程度が目安です。
- 塩はお湯の0.5~1%(2Lなら大さじ1/2~1)が適量です。
- ゆで時間は袋の表記通りにすると良いです
パスタをガスコンロで鍋で茹でる場合の鍋の水の量と各条件で鍋の水が沸騰するまでの時間、標準時間7分のパスタのゆで時間からガス代を都市ガス、プロパンガスで算出すると、以下のようになります。
鍋の水の量
パスタ100gに対して水は2Lが目安です。したがって、パスタの量に応じて水の量は以下のようになります。
パスタの量 | 水の量 |
---|---|
100g | 2L |
200g | 4L |
300g | 6L |
400g | 8L |
鍋の水が沸騰するまでの時間
鍋の水が沸騰するまでの時間は、鍋の材質や形状、火力や気温などによっても異なりますが、一般的には以下のような目安があります。
水の量 | 火力 | 沸騰するまでの時間 |
---|---|---|
2L | 強火 | 約10分 |
4L | 強火 | 約20分 |
6L | 強火 | 約30分 |
8L | 強火 | 約40分 |
ガス代
ガス代は、ガスコンロの出力や使用時間、ガス料金によっても異なりますが、一般的には以下のような目安があります。
- ガスコンロの出力は、強火で約3kW、中火で約1.5kW、弱火で約0.5kWとします。
- ガス料金は、都市ガスは2022年3月時点で166.69円/㎥、プロパンガスは2022年3月時点で1,000円/㎥とします。
- パスタを茹でる方法は、水を沸騰させたらパスタを入れて中火にし、規定時間茹でたら弱火にして湯切りするとします。
- パスタを茹でる時間は、標準時間7分とします。
以上の条件で計算すると、ガス代は以下のようになります。
パスタの量 | 水の量 | 沸騰するまでの時間 | 茹でる時間 | 都市ガス代 | プロパンガス代 |
100g | 2L | 約10分(強火) | 約7分(中火)+約1分(弱火)=約8分 | (3kW×0.2376㎥/h×10/60)+(1.5kW×0.1344㎥/h×7/60)+(0.5kW×0.0304㎥/h×1/60)×166.69円/㎥=約9.9円 | (3kW×0.2376㎥/h×10/60)+(1.5kW×0.1344㎥/h×7/60)+(0.5kW×0.0304㎥/h×1/60)×1,000円/㎥=約59.4円 |
200g | 4L | 約20分(強火) | 約7分(中火)+約1分(弱火)=約8分 | (3kW×0.2376㎥/h×20/60)+(1.5kW×0.1344㎥/h×7/60)+(0.5kW×0.0304㎥/h×1/60)×166.69円/㎥=約19.8円 | (3kW×0.2376㎥/h×20/60)+(1.5kW×0.1344㎥/h×7/60)+(0.5kW×0.0304㎥/h×1/60)×1,000円/㎥=約118.8円 |
300g | 6L | 約30分(強火) | 約7分(中火)+約1分(弱火)=約8分 | (3kW×0.2376㎥/h×30/60)+(1.5kW×0.1344㎥/h×7/60)+(0.5kW×0.0304㎥/h×1/60)×166.69円/㎥=約29.7円 | (3kW×0.2376㎥/h×30/60)+(1.5kW×0.1344㎥/h×7/60)+(0.5kW×0.0304㎥/h×1/60)×1,000円/㎥=約178.2円 |
400g | 8L | 約40分(強火) | 約7分(中火)+約1分(弱火)=約8分 | (3kW×0.2376㎥/h×40/60)+(1.5kW×0.1344㎥/h×7/60)+(0.5kW×0.0304㎥/h×1/60)×166.69円/㎥=約39.6円 | (3kW×0.2376㎥/h×40/60)+(1.5kW×0.1344㎥/h×7/60)+(0.5kW×0.0304㎥/h×1/60)×1,000円/㎥=約237.6円 |
パスタを茹でる費用の比較
電子レンジとガスコンロでパスタを茹でた場合の費用を比較してみました。
パスタ分量 | 電子レンジ | ガスコンロ |
---|---|---|
1人前(100g) | 11分 | 17分 ※茹で時間7分 |
2人前(200g) | 14分 | 27分 |
3人前(300g) | 15分 | 37分 |
4人前(400g) | 16分 | 47分 |
電気代は500Wの電子レンジを使用した場合、1kWhあたり31円(税込)として計算しました。
ガス代は都市ガス13Aを使用した場合、1m3あたり165円(税込)として計算しました。
パスタを茹でるために必要な水の量は、電子レンジでは1人前500ml、ガスコンロでは1人前1Lとしました。
パスタ分量 | 電子レンジの電気代 | ガスコンロのガス代 |
---|---|---|
1人前(100g) | 2.84円 | 9.9円 |
2人前(200g) | 3.62円 | 19.8円 |
3人前(300g) | 3.88円 | 29.7円 |
4人前(400g) | 4.13円 | 39.6円 |
パスタ茹で容器比較のまとめ
- 電子レンジでパスタを茹でる容器は、火も鍋も使わずに簡単にパスタを作ることができる便利な調理器具です。
- 100均ではセリアやダイソーで購入できますが、電子レンジのサイズやパスタの太さに注意する必要があります。
- 電子レンジとガスコンロでパスタを茹でた場合の費用を比較すると、電子レンジの方が安く済みますが、調理時間も短くなります。
- 電子レンジでパスタを茹でる容器は、洗い物や水の節約にもなるので、一人暮らしや忙しい方におすすめです。
- 電子レンジで茹でる方法は水や塩の量が少なくて済み、時短や節約になります。
- ガスレンジで茹でる方法は鍋やフライパンが必要ですが、均等にアルデンテに茹でることができます。
- 電子レンジではパスタ同士がくっつきやすく、もちもちとした食感に仕上がります。ソースやオイルで和える系は特におすすめです。
- ガスレンジではパスタがプリプリとした食感に仕上がります6。あらゆるソースにマッチします。
- どちらの方法もメリットやデメリットがありますね。お好みや用途に合わせて選んでみてください。