「閾値」なんて読みます? 「いきち」 or 「しきいち」  わたしは工業系なので・・・

last updated : 2023-06-25

「閾値」

私は、人生の今のいままで「しきいち」と読んでいました。Twitterでなんて読みます?と流れてきて初めて「いきち」と読むことを知りました。今まで何の疑いもなく「しきいち」だと思っていたのですけどね。まさか他の読み方が存在するとは夢にも思いませんでした。web で検索してみたらどちらでも読めるようなのですけれど、分野によって使い方が違うようです。

閾値(読み方:しきいち・いきち)

閾値とは、閾値の意味

閾値とは、数値的な境目、境界線となる値を意味する表現である。反応(状態の変化)を対象にもたらす最小の値、とも言い換えられる。値が所定の水準を超えると、特定の反応が生じたり切り替わったり等の変化が生じる、という場合に、その所定の水準が閾値と呼ばれる。閾値の読み方は、「しきいち」、あるいは「いきち」である。生物学などの分野では「いきち」と読む扱いが標準的であるが、工学関連の分野では「しきいち」の読み方(および「しきい値」表記)が一般的といえる。閾値は英語では threshold といい(文脈によっては border line とも訳される)、日本語においても英語をそのまま持ち込み「スレッショルド」と表現する場合がある。

閾値の「閾」の字は「域」(いき)および「敷居」(しきい)に通じる言葉で、境目・区切り・境界といった意味合いを含む字である。「閾」の字は常用外漢字(非常用漢字)であるため「しきい値」と表記される場合が多々ある。

生物学には「悉無律」(全か無かの法則)と呼ばれる法則がある。おおざっぱに言うと「刺激が加えられても所定の値に満たない場合は全く反応せず、所定の値を超えた場合は完全に刺激に反応する」という趣旨の法則である。この法則において反応する・しないの境目となる値が、生物学的「閾値」に該当する。

weblio辞書 https://www.weblio.jp/ より
https://mojinavi.com/


漢字の「閾」としては、音読みで「いき」訓読みで「しきい」となっているので「しきいち」と読んでも良いようですが、自分は工業系なので工学系としては「しきいち」があたり前だと思っていました。ただし、表記としては「しきい値」としることが多いです。しかし、分野が違うと「いきち」が普通なのを初めてしりました。年をとっても知らない(出会っていない)ことってまだまだあるものなんですね。


 






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