last updated : 2023-06-25
スマートロック
家電などをネットワークに接続することで便利に利用するためのスマートホームデバイスの中に、玄関などのロックを自動で施錠/開錠などできるようにするデバイスをスマートロック(デバイス)と呼んでいます
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SESAME mini(スマートロックデバイス)
CANDY HOUSE で販売している、スマートロックデバイスが「SESAME mini」です。玄関のロックの開錠/施錠がスマホで手動/自動でできるようになります。外出時のロックもオートロックやスマホアプリからの施錠ができます。また、自動開錠に設定しておくと帰宅した時に自動でロックを開錠してくれるので、帰宅した時にカバンから鍵を取り出し開錠作業をする手間がなくなるので便利です。私は、機能と価格の比較から 「SESAME mini」 を選びました。設置してから 2年ほど経っています。色々問題もありますが、鍵を出して施錠/開錠するよりはスマホで施錠/開錠できるのは便利だと思っています。
うちの古い玄関の扉には高さを調整して取り付けています。
SESAME mini でできること
・アプリで解錠・施錠・・・スマホからBluetooth経由で簡単に解錠・施錠。
CANDY HOUSE webサイトより
・鍵のシェア・・・鍵のアクセス権を友人や家族などにシェア。
・履歴の閲覧・・・誰がいつ解錠・施錠したか確認出来ます。
・オートロック機能・・・解錠後、自動でセサミが施錠します。解錠から施錠までの時間もご自身で設定できます。
・手ぶら解錠機能・・・GPSにてあなたの帰宅を察知。家の前についた時にセサミが自動で解錠します。ドアの前でスマホや鍵を取り出す必要もありません。
スマホから専用アプリ経由で ロックの開錠/施錠ができるようになります。もちろん、今まで通りの鍵を使った手動での開錠/施錠も可能です。オートロック設定をすることで、開錠してから設定時間が経過すると自動的に施錠されるようになります。「手ぶら開錠」の設定をしておくと、外出から戻ってきた場合、自動でロックの開錠がされます。また、「ノック開錠」の設定をしておくと、スマホをノックしてロックを開錠することもできます。一時的な「ゲストキー」をメールアドレスを指定した人に与えることができます。この鍵を受け取った人は、スマートロックを操作することができます。ただし、ロックの履歴をみることができません。
SESAME mini はスマホアプリとは Bluetoothで接続されます。外出中のスマホからの操作には SESAME miniがWi-Fiに接続されていることが必要で、Wi-Fi接続には 別に 「Wi-Fi 遠隔操作デバイス」が必要です。
このデバイスをつなぐことで
・外出先からロックの状態を確認
・外出先からロックの開錠/施錠
・ロックの開錠/施錠のスマホへの通知
・Bluetooth接続でできることをWi-Fi経由ですることができる
・スマートスピーカーから音声でロックの施錠/開錠
こんなことができるようになります。
SESAME miniとQrio Lockの比較
SESAME mini と同じような機能のスマートロックに 「Qrio Lock」という製品があります。二つを比較した表は次のようになっています。基本的な機能は同じようなものですが、SESAME mini の方が小さく、電池の持ちが長く、価格が安いのが特徴でしょうか。Sesame mini は電池寿命が1日10回の施錠/開錠510日と仕様にはあります。私は設置して2年2か月(約800日)以上経過していますが、アプリのバッテリー残量表示では44%と表示されています。これは使用頻度に依存すると思いますが、私の場合は、朝の施錠、夜の開錠、施錠で3回と家族の施錠合わせて1日4回から5回の稼働状況です。仕様では電池残量ガ40%になるとアプリが通知するとのことなので、その通知を見届けて電池を交換しようと思います。予備の電池は準備している(Amazonで購入)ので、どのタイミングで交換するのが良いか見極めるつもりです。あと、Qulio Lockはセンサーでドアの開閉を検知してオートロックが機能するのに対して、SESAME mini はドアの開閉は検知できないので、時間でオートロックが働くことが大きな違いでしょうか。
特色 | Qrio Lock | Sesame mini | ||
製品情報 | 重さ(バッテリー無) | 207 g | 107 g | |
サイズ | 115.5 mm x 57 mm x 77 mm | 92.7 mm x 57 mm x 54.5 mm | ||
電池寿命 2xCR123A (1日に10回使用で計算) | 180 日 | 510 日 | ||
特徴 | 対応 iOS ソフトウェア | 10.3 以降 | 9.0 以降 | |
Android | 5.0 以降 | 4.3 以降 | ||
前製品と同アプリの使用 | × | ○ | ||
メールアドレスで登録 / ログイン | ○ | ○ | ||
Facebook アカウントでログイン | × | ○ | ||
Google アカウントでログイン | × | ○ | ||
オートロック機能 | ○ | ○ | ||
手ぶら解錠機能 | ○ | ○ | ||
ノック解錠機能 | × | ○ (※iOSのみ) | ||
追加可能なゲストの人数 | 20人 | 99人 | ||
Apple Watch 経由での施錠 / 解錠 | × | ○ | ||
対応している サムターンの角度 | 90度以下 | ○ | ○ | |
91度 ~ 350度 | × | ○ | ||
対応している鍵の種類 | ドア付き型 (ドアに直接サムターンがついている) | ○ | ○ | |
面付き箱錠型 | ○ | ○ | ||
プッシュプル型 (上下にサムターンがついている) | ○ | ○ | ||
対応している サムターンの種類 | スイッチ式サムターン (ついているボタンを押しながら回す) | ○ | ○ | |
涙型のサムターン | × | ○ | ||
四角形のサムターン | × | ○ | ||
円形のサムターン | × | △ | ||
Wi-Fi 遠隔操作機能 | スマートロックの遠隔操作 | ○ | ○ | |
外出先で通知を受け取る | ○ | ○ | ||
Google Assistant / Home対応 | × | ○ | ||
Amazon Alexa対応 | × | ○ | ||
IFTTT対応 | × | ○ | ||
API公開 | × | ○ | ||
価格 | 本体価格 | 22,580 円 | 9,800 円~ | |
Wi-Fi 遠隔操作デバイス価格 | 8,070 円 | 6,000 円 | ||
セット価格(スマートロック&WiFi) | 30,650 円 | 14,800 円~ |
セサミの電池を交換
購入して2年2か月(約800日)でバッテリー残量が40%になったとスマホの通知が表示されました。セサミを購入した時にいっしょにAmazonで購入していた電池を交換することにしました。仕様では1日10回のセサミによる開閉で約510日持つことになっていますが、私はセサミでロックの開閉は4~5回です。それでバッテリー残量40%までに約800日でした。電池の交換はセサミを取り外さなくても、上のカバーをスライドして外せば交換可能です。
電池はセサミと同じ時期に購入したので購入から2年以上経っていますが、交換後アプリのバッテリー残量表示は100%になっています。バッテリーの持ちはロックシリンダーを回す力が必要なほど短くなるので、ついでに玄関のロックシリンダーに油を差しておくことにしました。
「玄関の鍵」ということで「安定性」や「信頼性」が重要であることはもちろんです。私は2年以上 SESAME mini を使ってきてスマートロックの有効性は実感できています。が、困ったこともいくつかあるので次に「スマートロックで困ったこと」を書いておきます。スマートロックの導入を考えている方の参考になればと思います。
スマートロックで困ったこと
・SESAME mini では「オートロック」の設定は時間指定でおこないます。オートロックしないという選択肢もありますが、5秒~4分の間で設定した時間が経過すると自動でロックをする仕組みです。設定時間で無条件にロックされるので、ゴミ捨てや車に物を取にいったりする短時間の外出でロックされます。再度入る時にロックを解除する操作が必要になります。これは、Qrio Lockではセンサーでドアの開閉を検知してオートロックするのでロックを解除する操作が必要なのは同じです。また、Qrio Lockでは鍵の操作でオートロックの一時停止の機能があります。こ。の点はSESAME mini にない機能です。SESAME mini では必ずスマホを持って外に出ないとドアのオートロックで締め出される可能性があります。実際、私の妻が、遊びにきた友達の見送りで締め出されたことがあります。私は必ず外出時は「鍵」をカバンに入れておくことを忘れないようにしています。
・「手ぶら開錠」がされないことがあります。条件はわからないのですが、帰宅した時の「おかえりなさい!」のメッセージはアプリから通知されますが、玄関の前まで行ってもロックが開錠されないことがあります。そんな時は、スマホを取り出してアプリを起動して手動で開錠をします。帰宅した時に、ロックが開錠されてたり、されてなかったり、これが意外とストレスになります。自動で開錠は本当に便利なのですけどね。
・「ノック開錠」は、アプリが起動されていないと働きません。なので、ドアの前でアプリを立ち上げるなら、そのまま開錠操作をした方が良いのでほぼ使いません。常にアプリを立ち上げておけばよいのでしょうが、私は中々その状況はないですね。
・「外出先からのロック開錠」をしようとした時(妻が締め出されてLINEで救援がきた時)に、Wi-Fi経由での接続ができなかったことがあります。こうなった場合は、Wi-Fi 遠隔操作デバイスをリセット(電源から一度抜き取る)しないと接続が回復しません。家にいる時は、Bluetooth 接続なので、Wi-Fi経由の接続ができていないことに中々気が付かないものです。はっきりとはわからないのですが、私は、iOSをアップデートをした時には、Wi-Fi 遠隔操作デバイスもリセットするようにしています。
・「施錠・開錠の履歴」アプリからの開錠・施錠は誰が、や自動の施錠か手動の施錠・開錠の履歴が画像のように確認できるのですが、今まで1年8ヵ月使っている間に3回ほど、覚えのない手動での施錠・開錠履歴が数回連続した履歴が残っていたことがありました。まぁ、夜中にこの履歴があるとかなり気持ち悪いと思いますが、実際に施錠・開錠がされていないで履歴だけ残っているようでした。これは、メーカーに確認したらすぐに確認事項が送られてきました。回転する部分のセンサーの位置がユニット側にあるか、180° 反対側にあるかを確認して、ユニット側では無い方にするとの事。私の場合は、指摘通りユニット側にセンサーがあったので180° 反対側に取り付け直しています。それ以降の4ヵ月は異常な履歴は今のところ発生していません。
CANDY HOUSE のサイトでも、もしものための対策が記載されていますので一読をお勧めします。
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